西洋のアンティーク雑貨に魅力を感じている方はとても多くいらっしゃいます。
ただ古い中古のものと違って、アンティーク雑貨を魅力的だと感じます。それはなぜでしょうか。
アンティークとは100年以上前に製造されたものをさす事はみなさんご存知だと思います。
現代になってもその製品をお目にかかることができると言う事は、製造されて100年もの間、人々に愛されてきたと言う事でもあります。ただ古いから魅力があるのではなく、誕生してから100年以上もの間魅力的で在り続けた、ということです。
古いものであっても魅力を感じないものもあります。良いものとはやはり時代を越えて受け継がれて行くものなのでしょう。
古いものに対する価値観は、国によって異なります。
欧米、特にヨーロッパの人々などは古い物を大切に扱い、自分たちで手入れをしながら何世代にも渡ってひとつのものを使用してきたそうです。
そしてそれらは職人の手によって生み出されてきました。職人にしか表現の出来ない技工は、現在の機械による大量生産・大量消費では生み出せないものばかりです。アンティークには使用してきた人の愛情の他にも、それを作った職人のこだわりも反映されています。
人の手で作られたものなので、機械で作られた新品のような完璧さはアンティークには欠けています。また、長い年月を過ごす間で、どうしても欠陥も発生してしまいます。しかしその不完全さによって、素朴な味わいが生まれてきます。
職人や使用者に大切にされてきたという、多くの人の「想い」が詰まっているからこそ、多くの人はアンティークに魅力を感じるのかもしれません。
そのほかにも、アンティークには「歴史」も感じる事ができます。
アンティーク雑貨やアンティークのアクセサリーなどは、その時代の流行が取り入れられています。
映画や絵画でしか見たことのないような世界で、実在した人物が身につけていた、と想像したりすることもアンティークの楽しみでもあります。
また、その時代の文化を勉強することで、アンティークの魅力をもっと感じることも出来るので、アンティークを探す際には時代背景も調べてみることをおすすめします。